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Think Different………..Seriously??? iPhone5は時代遅れ

by • September 12, 2012 • Latest NewsComments (0)1978

BBC Called iPhone 5 A Toyota Camry.. Safe, Reliable, and BORING!

iPhone5、待望のお披露目となりました。新型が軽量化、薄型化、スピード化を盛り込んだとはいえ、アップルの株価は1.4%高の669.79ドルで引け(*)。サプライズなしで、無難に乗り越えた程度と言えるでしょうか。

株価が下落しないだけ、相当ラッキーだったかもしれません。だってiPhone 5には、イノベーションの「イ」の字も確認できなかったんですもの。

ITオタクには、冗談以外の何ものでもなかったようです。

例えば。

1)スクリーンサイズが3.5インチ(8.9cm)から4.0インチ(10.2cm)へ拡大
→スマートフォンのスタンダードは4.5インチ以上で依然として水準以下。

2)スクリーンの解像度は1136×640
→スマートフォンのスタンダードである1280×720以下。

3)スクリーンがLCD
→サムスンのギャラクシーはAMOLEDという新たなテクノロジーを採用。

4)NFC(近距離無線通信)を付属せず
→日本ではジョーシキのお財布ケータイ機能なし。アメリカではグーグルのアンドロイド、リサーチ・イン・モーションのブラックベリーがサポート済み。マイクロソフトの「Windows 8」でも、もちろん搭載予定。

5)バッテリーの着脱不可、つまり2年に1回買い換えが必要に
→携帯買い替えは平均2年に1回が妥当かもしれませんが・・・。

6)顔認識でのロック解除機能なし
→アンドロイドのスマートフォンでは、すでに指でロック解除する必要なし

7)ワイヤレス充電機能なし
ノキアの「ルミア」など、Windows 8を搭載したスマホはコードなし充電可能に

分かりやすく図解してくれているのが、engadgetのこちら。

時代遅れなiPhone 5に対し、テクノロジー情報サイトや大手メディアの見出しは、以下のとおり。

C NET
「iPhone 5 opens the door for Nokia, Samsung(iPhone 5はノキアとサムスンへ扉を開いた)」

Wired
「The iPhone 5 Is Completely Amazing and Utterly Boring(iPhone 5は全くもってすばらしく、徹底的に退屈)」

WSJ
「Is Apple’s iPhone 5 Boring? (iPhone 5はつまらない?)」

BBC
「Apple’s iPhone launches no longer excite(アップルのiPhone 5はもはや刺激的ではない)」

特にBBCの記事が刺激的なくらい辛らつ。イギリス人らしい冷徹な分析で他のレビューを圧倒してました。

寄稿した「Fake Steve」ブログの主宰者ダン・リオンズ氏は、バッサリと切り捨てています。例えばそのデザインについて。iPhone 4とiPhone 4Sのハードウェアに全く違いがない点を挙げ2011年に発売された4Sを無視し、「アップルのデザイナーとして名高いジョナサン・アイブは2年の間何やってたんだ」とけなしまくり。さらには「アップルの研究・開発費は売上のうちたったの2%に対し、グーグルは14%投じている。だからこそ、こんなデタラメを招くんだ」と批判の手を緩めません。

極めつけは、これ。

「To use a car analogy, six years ago the iPhone was like a sexy new flagship model from BMW or Porsche. Today it’s a Toyota Camry. Safe, reliable, boring. The car your mom drives. The car that’s so popular that its maker doesn’t dare mess with the formula.」

→車のたとえを使うなら、6年前のiPhoneは(筆者注:リオンズ氏は『Fake Steve』のブログを2006年に開始)新たしくてセクシーなBMWやポルシェの最新モデルのようなものだった。今日にいたって、iPhoneはまるでトヨタのカムリだね。安全で、頼りになるけど、味気も素っ気もない、君のママが運転する車だよ。人気車なもんで、メーカーはいつものスタイルを変えたくないんだ。

ポルシェからカムリへって・・・3歳児にも分かるたとえですね。

故スティーブ・ジョブズ前CEOの影響が濃い人名だけに、クック船長ならぬCEO率いるアップルへの愛ある叱咤激励なのかもしれませんね。

アップルはサムスンに特許訴訟で10億ドルを勝ち取りましたけど・・・やってることはサムスンと変わりないんですよ。こちらのサイトを見ていただけば分かりますように、ドイツの家電メーカー、ブラウンのパクリが多いんです。

まさか1950年代のデザインがiPodになって21世紀に生まれ変わるなんて!ドイツのデザインの先見性に脱帽。

個人的には日本企業に、今こそアメリカへ進出を!と旗を振りたいです。iPhone 4Sを使用中なんですけど、重いし分厚いし、扱いづらいんですもの・・・。

*最初にアフターアワーズの株価を引用し0.2%高と表記しておりました。お詫びして訂正させていただきます。

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