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ミシェルVSアン、対照的な奥様像はファッションでも歴然

by • September 5, 2012 • Gossip, Latest NewsComments (0)3704

Michelle VS Ann, Fashion Convention Tells Their Characters Very Well.

ミシェル夫人が4日、民主党大会の演壇に登場し聴衆を魅了しましたね~。報道ベースをみるとオバマ寄りのCNNの女性レポーターは口々に「She was a big hit(大当たりだった)!」と惜しみない賛辞を送っておりました。

仮に自宅にいたら、オバマ家族はこんな風に見守っていたはずでしょう。

演説を振り返った記事でも

「Michelle Obama gave one of the finest speeches ever delivered at a national political convention. More important, it could have more impact on the immediate future of the country than her husband’s celebrated 2004 keynote address to the Democratic National Convention in Boston」
→ミシェル夫人の演説は、民主党大会でなされたスピーチで最もすばらしいものだった。何より重要である点として、2004年のオバマ氏による民主党大会でのメッセージよりもアメリカの近い将来大きな影響を与えかねない」

と、米大統領選挙の動向を決定する一打になった可能性を指摘しておりました。さすが元弁護士なだけにミシェルさん、オバマ米大統領の生い立ちから家族の話に絡めて「アメリカを前進させる」男として、夫の支持を強く求める切り口は明快かつ爽快。圧巻でした。

ロムニー候補の奥様アン夫人が「地下室で学生結婚の幕を開けた」と打ち明けたように、ミシェル夫人も「最初のデートは錆だらけの車で迎えに来たのよ」とエピソードを披露して聴衆のハートをキャッチ。学生ローンの金利引き上げ延期から「オバマケア=医療保険改革」まで、中流層としての生活の内側から政策を打ち出してきたと説き、「こうした問題はバラクにとっては『政治的』ではなく『私的』なものなの」と切実に訴えたのです。役者ですね~。

衣装がまた、新世代の女性らしくノースリーブと画期的でした。トレードマークの引き締まった腕が、新たな時代の担い手である資格を十分に表しています。ドレスの色は、アンー夫人が星条旗と共和党のテーマカラーを意識して鮮烈な赤だったのと対照的にピンクとシルバー。政治「カラー」は、わずかに爪に光る灰褐色ブルーのみでした。斬新過ぎてまぶしい・・・。

唇もピンクを添えて、女性ならではのやわらかさをプラス。

ドレスこそ愛国心や政治な「色」を打ち出さなかったものの、ポイントだったのはデザイナー。アフロ系アメリカ人のトレーシー・リースのコレクションをチョイスしたんです。ドレスに合わせた淡いピンクのヒールもJクルーと、メイド・イン・アメリカ尽くし!!アメリカの雇用を守るのは私、と主張せんばかりです。

対してアン夫人の古き佳き時代を彷彿とさせるドレスは、オスカー・デ・ラ・レンタの作品。ジャクリーヌ・ケネディも御用達だっただけに、クラシックかつエレガントなデザインで「アメリカの母」を体現したと言えるでしょう。デ・ラ・レンタといえばアメリカ国籍を持ちますが、出身はドミニカ共和国なんですよね。ヒスパニック層をねらった選択としてはナイス。

アン夫人の真っ赤なドレス姿、一度見ると忘れられない。

いずれ劣らぬ演説でしたが、これだけファッション・センスに違いが出るのも、珍しい。アメリカの女性は、どちらに軍配を上げるのか楽しみです。

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