バーナンキ議長からの愛の鞭?資産買入の縮小予想は9月に軒並み変更
Bernanke Sent Market ‘Tough Love’ By Hinting Tapering In September. FOMCが相場動向を決定した本日。前日にお伝えしましたようにウォールストリートの資産買入の縮小予想は平均で「年末」だっただけに、声明文の内容とバーナンキFRB議長の記者会見のワン・ツー・パンチにKOされ、米株は200ドル安で引けました。 FOMCまでは15300ドル付近での小幅安でしたが、引けにかけ15110ドル付近へ急落。 特にバーナンキ議長の発言は、予想していたとはいえダメージは大きかった。「FOMCは現時点で、年内に月次の資産買入ペースを緩めることが適切と考えている。その後の指標が現在のわれわれの経済見通しに引き続きほぼ沿った内容となれば、2014年上半期を通じて慎重なペースで買い入れを縮小し、14年半ばに停止するだろう」と明言。ダウ平均を一段安へ落とし込みました。 バークレイズ・キャピタルのディーン・マキ米主席エコノミスト、マイケル・ゲイピン米エコノミストは連名のレポートで、声明文と発言を交え、 「米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文は、予想通り資産買入に対する文言を変更しなかった。9月のFOMCまで、労働市場見通しの持続性を判断する上で米雇用統計の内容を見届けたいのだろう。ただし、声明文は全体的にいく分タカ派寄りへシフトさせている。特筆すべきは、『下方リスクが秋以降に減退したと見込む』との文言が加わった点。米雇用統計・非農業部門就労者数(NFP)において5月までの3ヵ月平均が15.5万人増と、3月時点の20.7万人増を下回ったにも関わらず、労働市場につい『さらに改善した』と文言を上方修 正したのは驚きだった。 バーナンキFRB議長の記者会見を受け、当方はFOMCほど成長見通しに楽観的でないものの、資産買入縮小の見通しを 2014年初めから9月へ前倒しする。バーナンキ議長の発言を振り返ると、FOMCは失業率が7%に届く段階で買入の終了を望んでいると解釈でき、このまま低下方向をたどるのなら縮小に着手する可能性に言及した。発言を受け、9月に現行の850億ドルから700億ドルへ縮小させると予想する。内訳は米国債が350億ドル、エージェンシー債と住宅ローン担保証券(MBS)が350億ドル。当方の試算では失業率が2014年1-3月期に7.0%へ到達する見通しであるため、買入終了の時期は14年3月と見込む。」 はい。資産買入の予想を変更し前倒ししたのです。 モルガン・スタンレーの主席エコノミストで、FRBで金融政策部門のディレクターの経歴をもつビンセント・ラインハート氏も変更を余儀なくされた1人。資産買入の予想を年末から、9月に変更してきました。 ラインハート氏は、議長のメッセージは市場への「Tough love=愛の鞭」と評価。 本日は灰と化した米株相場、「あしたのジョー」のテーマソングにあるように「あしたはどっちだ!?」と叫びたくなりますね。ひとまず20日に米新規失業保険申請件数で労働市場の改善を確認し、米6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が大幅に分岐点を割り込まなければ、米国景気への信頼感から持ち直してくるのではないでしょうか。バーナンキ議長がいう「米国債利回りの上昇は楽観の表れ」といった相場展開の足場を築くか、注目です。 立て、立つんだジョーならぬ、マーケット!! 以下は、FOMCメンバーの経済・FF金利見通し最新版です。 FF金利の引き上げ予想 2013年末までの引き上げ→1人(前回1人) ...
















